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  • 執筆者の写真Kenichi Mukai

海沿いの家で白猫と/緒方拳、北杜夫、瀬戸内寂聴ほか色紙

無事に七夕古書入札会が終了しました。買取りが少ない小店としては古書市場での市会なくしては商売が成り立たず、1年の感謝として、いつもお世話になっている明治古典会の大市には参加しています。今年は出品数が少なかったり入札システムの大幅な変更があったせいか、例年より受注は少なかったのですがトータル的には大満足の結果でした。市場ですので儲かる時もあれば全く儲からない時もありますが、市会には正解はありません。老舗や大店だけの大市会ではなく、いろいろな古書店が参加してもっと盛り上がれば良いですね。


今週は色紙が12点ほど入荷です。

俳優の緒方拳さんは書画や陶芸に造詣が深く、独特の字体でとても味わいがあり、映画『復讐するは我にあり』の鬼畜っぷりからは想像もつかない作品です。

瀬戸内先生の「和顔図(わげんず)」は、おだやかな笑顔の意味ですが、瀬戸内先生の自画像といってもいい作品です。その他には先月お亡くなりになった田辺聖子先生や、 秋山ちえ子先生、石原慎太郎先生、宇野信夫先生、北杜夫先生、 佐佐木信綱 先生、 澤野久雄先生、中村汀女先生が入荷しました。


来週は自筆草稿は紹介予定ですので、こちらもよろしくお願い申し上げます!


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