• Kenichi Mukai

「夕涼みまたも始まる星の論」/野尻抱影ほか自筆草稿

最終更新: 2018年1月31日


今週は親友が香川県へ移住してしまい、なんとも寂しい1週間を過ごした私です。

その友人が今夏は徳沢園でバイトをしていたので、絶対に上高地へ行こうと思っていたのですが、忙しさにかまけて行けずじまいでした…。

今日紹介する野尻先生も40歳を過ぎてから、星の和名収集を始めたそうなので、その友人もこれから頑張ってもらいたいものです。

今週は自筆草稿8点が入荷しました。

まずは野尻抱影先生の『旱り星・土用星』です。

野尻抱影先生といえば、星に関する研究をした民俗学者、現代的にいえば「ほしクン」ということになると思うんですけど、柳田國男先生や折口信夫先生など民俗学者の日本語の意味付けは本当に面白いですね。それを「マジ卍?」とどんどん破壊していく現代の女子高生にも本当に感心してますが。

内容は表題の季語を選定しそれについての解説です。夏の星・アンタレスについてが主な内容ですが、星と民俗学を紐付けした野尻先生らしい内容の草稿です。書き出しを読むと、この2つの熟語を作られたのは野尻先生なんですかね?


次は岡栄一郎先生の草稿2種一括『八月』/『良偶』です。

岡栄一郎先生は石川県金沢市出身の劇作家で、夏目漱石先生の門下として芥川龍之介先生と親交を深め、漱石先生のご葬儀では芥川先生と受付を担当したとの事ですが、弔問へ行ったら受付が芥川先生というのも凄い話ですね。

内容はいずれも歌舞伎に関する随筆です。確認は取れておりませんが、余白に「歌舞伎」のスタンプ印の捺印がございますので、雑誌「歌舞伎」に掲載された作品かもしれません。


その他、藤森成吉先生の短編小説、中野嘉一先生の心理学考察、尾山篤二郎先生の自著解説など、さまざまなジャンルの草稿を集めてみました。


いずれも在庫は1点かぎりですので、ご興味がございましたらお早めにご連絡ください!

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