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  • 執筆者の写真Kenichi Mukai

薬局裏手の猫道を/田中清光、大谷一良限定本


深夜に餌をくれと黒猫が窓をガリガリします。

「もうしょうがないなぁ」と窓を開けたらタヌキでした。

化かされたような、よくわからない夜長を過ごす46歳の秋日です。

今週は山岳関係の限定本が2冊入荷です。

山の詩人・田中清光先生の『空峠』は17の詩篇と、串田孫一先生の肉筆画4葉、大谷一良先生の木版画5葉に彩られた限定本です。さすがの湯川書房が手掛けだけに、文句のつけようがない美麗な装幀です。

次は著者・大谷一良先生の木版画がちりばめられた木版画文集『山の絵葉書』です。大谷先生の木版画作品と同様に可愛らしい装幀で、山岳書の限定本の中でも特に人気の高い限定本です。以前はその人気だけに頒布価格の倍以上で取引されていましたが、調べてみるといつの間にか頒布価格を下回る相場になってしまいました…。もっと魅力を伝える作業をしていかないとと反省です。


今だに眼の調子が悪く少量になると思いますが、来週も山岳書を紹介予定ですので、よろしくお願い申し上げます!

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