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執筆者の写真Kenichi Mukai

満月を見た日/松田敏男、藤懸静也版画作品

右目の角膜炎が再発し、風邪をひき熱発、 今夜の地獄思ふだに苦しな私です。

季節の変わり目は体があちこち壊れますね。皆さまもくれぐれも体調管理にはご注意ください。

今週は山岳関係の版画作品が2点入荷です。

まず1点目は松田敏男先生のうるし版画文集『 雲湧く分岐点 南アルプスの四季』です。

オリジナルうるし版画5点が豪華な布装帙に収められており、当時の販売価格も225,000円!と値段も豪華な作品です。松田敏男先生は京都を中心に現在も精力的に活動なされており、今年の4月にも個展を開催しております。

次は藤懸静也先生の喜壽祝賀記念の木版画「印度ヒマラヤ連峯カンチェンジュンガ図」です。藤懸先生は浮世絵研究で知られ、その関係からか『小島烏水 追憶』にも寄稿しております。おそらく喜壽の記念品だと思うのですが、お祝いのオリジナルソングの歌詞カードも付いております。ご購入の際には、是非熱唱していただきたいと思います。


今週は体調不良のため少量の紹介ですが、マイナーな作家の自筆草稿や山岳書などが入荷しております。体調が戻り次第、順次ご紹介させていただきますので、よろしくお願い申し上げます。

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