• Kenichi Mukai

武蔵寄生虫パーク/上田茂春、本多勝一ほか山岳書



山岳書蒐集の大家である、上田茂春先生がお亡くなりになりました。

大変お世話になっていただけに残念でなりません。

日本山書の会の会員でもない私に、わからない事があれば丁寧にご教授いただいたり、優しい言葉をかけていただき本当に感謝しております。

先生が蒐集しておりました山岳遭難関係文献に、微力ながら協力させていただきました。目録未掲載の物があればメールを送り、喜んで購入していただきました。山行中に遭難ではなく強盗にあった方の遭難書を見つけた時には、特に喜んでおられました。

小僧時代から長い間本当にお世話になりました。

心よりご冥福をお祈りいたします。



今週は上田茂春先生や本多勝一先生の限定本など、少量ですが山岳書が入荷です。

上田茂春先生の『山書つれづれ 全2巻揃い』は、雑誌『岳人』に4年間連載していたものをまとめたものです。様々な版が販売されましたが、今回入荷の物は洋書と見紛うような美麗な装幀の7部本です。上田先生は装幀家としても活躍いたしましが、その中でも特に美麗な装幀かと思います。

本多勝一先生の『初めての山』は、こちらも二見書房の限定本の中でも特に凝った装幀の限定本です。民芸調の布を纏わせ、前見返しには著者の自筆草稿を用い、傑作の限定本と言えます。発行部数は比較的多いのですが、その凝った装幀が魅力の為か市場で見かける事はほとんどありません。

最後は『黒部別山 積雪期』の刊行者限定5部本です。こちらは刊行者の鹿鳴荘が、多色摺り木版画4葉入りの限定37部本に肉筆水彩画を1葉を加えた1冊です。書籍としての内容も良く、装幀も豪華な申し分のない書籍です。おまけに宮下登喜雄先生が制作した、鹿鳴荘社主・伊藤満雄さんの銅版画蔵書票が付いています。


その他にも近藤等さんの『アルプスの蒼い空に』限定本や、本多勝一先生の『愉しかりし山』限定本、『黒部別山 積雪期』の並装が入荷しておりますので、よろしければご笑覧ください!






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