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  • 執筆者の写真Kenichi Mukai

来年もジューンブライド!/宝扇、色紙など自筆物

もう梅雨が明けたって、何事ですか。

鬱陶しい長雨も嫌ですが、これ7月、8月の2か月間は灼熱ですよ。

2か月間も熱さにさらされると、脳みそブヨブヨになったりしないんですかね。

鼻から脳汁垂れてきちゃったり…。

寒いと体調が悪いので暑いのは大歓迎なんですけど、加減はいつでもほどほどです。

今週は宝扇、色紙などの自筆物が入荷です。

宝扇は覚盛上人の命日の5月19日に、奈良・唐招提寺で毎年行われる「うちわまき」で参拝者の方々にまかれる団扇です。行事の際にまかれる物の他に著名人が揮毫した宝扇も展示され、今回の入荷もその展示された物のほんの一部です。雷難・火難などの魔除けや、害虫除けにと苗代に立てたり、本来の使用方法の蚊除けに使用したりと、このハート型のマジック・ステッキで、どんどん魔法をかけちゃってください。

次は火野葦平先生ほか色紙が入荷です。

火野葦平先生の作品は、敗戦の日の「短歌『命』うたう15首」に所収の1首です。兵隊作家として苛烈に生きた一人の作家が詠んだ敗戦の日、どんな暑い夏の1日だったのかとても考えさせられます。

その他には、「根っこの会」の会長を務め、東京農業大学の大根踊りを発明した加藤日出男先生、洋画家の和田英作先生が詠んだ俳句、タレントの小沢昭一さん、泉鏡花研究者の村松定孝先生、舞踊評論家の蘆原英了先生、内村直也先生の「雪の降る街を」など9点ほど入荷です。




今週はバラエティにとんだというか、支離滅裂というか、?マークのラインナップですが、古書店もセレクトショップです。「自分の好きなものだけを売っているとこうなってしまうぞ」、という悪しき見本ということで、よろしくお願いいたします!


来週は明治古典会七夕大市会の為、新入荷情報をお休みいたします。

次回は7月15日を予定していますので、しばしお待ちください。

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